宅建試験に受かるだけでは、宅建士になれません
宅建士試験に受かってほっと一息。
ただし、宅建士試験合格だけでは宅建士の仕事は出来ません。
住んでいる都道府県に宅建士の登録をしないといけないのですが、登録の条件としては、不動産業界(正確には宅建業者)で2年以上の経験が必要です。
経験がない場合、登録実務講習を受講する必要があります。
正確には、登録実務講習を受講し、修了試験に合格すると経験があると扱われ、登録が可能になります。
登録実務講習を受講する前の事前準備
登録実務講習は、11月末の試験合格発表前に申し込んでありました。
講習前に事前学習用の教材(テキストとDVD)が送られてきていました。講習前に事前学習が必要とのことだったので、DVDだけは一通り見て、テキストで関連あるところに目を通しておきました。
所要時間は半日もかけなかったと思います。
DVDでは、講習の進み方や、どういったところがポイントになるのかといったところの説明がメインでした。
何も事前準備なく望むことも出来そうな内容でしたが、全体把握するためにも一度目を通しておくとよいのかなと感じました。
2日間の登録実務講習を受講
受講したのは、LECの1月中旬の講習、2日間のコースを受講しました。
私が受講したのは、平日の木・金のコースでした。参加者は17名程度で、学生~50代くらいの方と構成はばらけていましたが、平日ということもあり、学生さん風の方が多いように感じました。
講師の先生は、初老の方。長年、不動産業界いました感があり、講師としての歴も長そうでした。
講習が始まる前に講師から強調して説明されたのは、この講習が国によって開催されており、国交省に報告しなくてはいけないものであること、そのため、出欠は厳しく管理しており、遅刻・早退・サボりは厳禁ということでした。途中退出も厳禁です。
なかなか厳しめ。久々に学校っぽい感じの講習でした。
1日目は10時~18時まで、2日目は10時~18時10分でした。
お昼休みは1時間ありますが、1回の講義が60分または90分だったので、1日終わる頃には、結構疲れていました。
今回は2日コースでしたが、1日で終わるコースもあるらしいです。
ただその場合、朝7時から夜10時くらいまでとかなり体力が必要そうな感じです。1日しか休み取れないなど、忙しい社会人の方にはいいかもしれないですね。
私は2日間でちょうど良かったと思いました。
どんなことを講習で学ぶのか?
講習は、ひと言で言うなら、不動産の売買仲介の流れを学び、重要事項説明書・売買契約書の作り方が分かるようになるための内容でした。
テキストに沿って進めていきますが、途中、書類の記載事項を埋めるワークの時間があったりします。
宅建試験勉強したベースがある初心者であれば、講習ちゃんと聞いていれば、そんなに難しくないです。
また、試験に出そうなポイントは、講習中に教えてくれたりもするので、それをきちんと聞いておけば、試験も心配になるようなこともありませんでした。
意外とよかったのが、講師の方のこれまでの経験の話でした。
講習内容に絡めて話してくれるのですが、現場を経験していないと聞けない話もあり、なかなか面白いなぁと興味深く聞いていました。おかげで、居眠りすることなく講習を終えることが出来ました。
修了試験も無事に終え、宅建士登録申請へ
2日目の最後に、修了試験はあります。
修了試験は8割以上正解すれば修了証が発行され、晴れて宅建士の登録が出来るようになります。
試験時間は1時間でしたが、終わってしまえば、途中退出も可能でしたので、予定より早く帰ることが出来ました。
修了証(試験の合格証)は1週間ほどで送られてきました。
登録完了には申請から2ヶ月程度と結構かかるらしいです。
修了証の結果が来次第、申請できるようにその他の必要書類は揃えておくとスムーズに進みます。
私も、講習の修了証が来る前に全て揃えておきました。
これでひと段落です。登録完了通知が来るのを待ちたいと思います。
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