実家売却の広告開始後1ヶ月の状況
実家を売るために、不動産会社と媒介契約を結んでから2ヶ月が経過しました。
売り始めの1か月目は問い合わせや、実家を見学に来るお客さんの対応と、なかなか慌ただしい月でした。対応した実家の母は忙しかったようですが、問い合わせが全くないよりは、あった方がもちろん良いのでなかなか幸先よいスタートだと思っていました。
1か月目終了時点で、申し込み者はいませんでした。
ただ1組、高い関心を示してくれており、非常に期待高な買主候補さんがいました。実家に見学に来た際も、手土産まで持ってきてくれる堅実でいい人そうな人でした。こちらとしても、この家族が買ってくれないかなぁと、ほのかな期待を母と一緒に抱いていました。
そんな中、この買主候補さんが、床下のシロアリ被害がないかどうかを気にして、床下点検してくれないかと依頼がありました。
自宅は現況有姿での引き渡しを条件にしていました。
現況有姿の引き渡しとは、「取引する物件を今の物件の状態のまま(リフォームや補修、解体をせずに)買主に引き渡すこと」です。
媒介契約時に、告知書で建物や土地、周辺環境で自身が把握しているマイナス要因は告知していました。買主さんにはこれを納得してもらった上で、購入してもらうということです。
告知書は分かっていることはきちんと告知しないといけませんが、分からないことは調べてまで告知する必要はありません。
告知書には床下の項目もありました。ただ実家を建築してから一度も、床下の防蟻処理をしたことがなく、床下点検をしたこともなかったので、不明としてありました。
そんな中での依頼でした。
床下点検を実施する
不動産会社は、提携しているシロアリ専門業者があり、点検自体は無料とのことでした。
こちらとしては、点検でシロアリのすごい被害が見つかったらどうしよう、下手に事実を知ってしまい、マイナス要素が増える藪蛇な事態になってしまったらどうしようという不安がありました。
ただ、買主候補さんの気持ちも理解できました。決して安くない買い物、自分が買主だったら心配だろうと思います。
これを断れば、買主候補さんの購入意欲も途絶えてしまうかもしれない。そんな気持ちもあり、次に進むために、シロアリ検査を受けることにしました。
結果的には、、、、大きな被害はありませんでした・・・一安心。

ただ、お風呂の脱衣所の床下の木が湿気で傷んでおり、その部分が食われているとの検査結果でした。元々、脱衣所の床部分は、ふわふわしており、不安定だという自己申告はしてありました。
なので、この部分だけ防蟻処理と床下の木材を綺麗なものに交換して、頑丈にしてもらいました。費用はこちら負担にしました。これで、購入決断してくれればよいと考えました。
床下検査の結果と、処理内容を報告の上、買主候補さんの返事を待ちました。
なかなか次に進まない・・・
この後、買主候補さんは、銀行に仮融資の打診を始めていたようですが、なかなか返事がありませんでした。
実は、1か月目に内見を始めてから、2か月目に差し掛かってもすでに数組の内見希望者が出てきていました。ただ、この買主候補さんの動きもあったため、不動産会社は内見案内を待ってもらっていました。
買主候補さんが、買付申込書でも出してくれていれば、こちらの気持ち的にも安心するのに、申込書は出ていませんでした。
買付申込書には法的拘束力はありません。でも、買う意欲を確認することは出来ます。
不動産会社に出してもらえないのかと聞きましたが、今回両手取引で、同じ不動産会社が買主候補さん側の仲介も扱うことになるからなのか、あまり強く言ってくれる様子がありませんでした。
もしこの買主候補さんが、申し込んでくれなかったらどうしよう、その後に待っていてくれた人たちに話をしても、販売機会損失になったらどうするのかと思っていました。
そのため不動産会社にはこちらの不安を説明した上で、再三状況報告を求めました。
売主は母でしたが、母経由で不動産会社と話をすると、こちらの意図と違うコミュニケーションになってしまうこともあったので、この頃の不動産会社とのやり取りは、遠方に住む娘である自分が直接話をするようになっていました。
田舎の不動産取引なので、そんなに急かすものではないのかもしれませんが、2か月目はそんなやり取りが中心になり、待ちの一か月でした。
ただ2か月目が終わる頃、ようやく買主候補さんの銀行のローン仮審査が通り、いよいよ条件交渉などの打ち合わせを進めることになりました。
このまま無事に引き渡しに進めることといいのですが・・・
2か月目の状況報告でした。
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