実家の不用品をなるべくお金をかけずに処分するには?
実家を売却するにあたり、家にたくさんあった不用品たちを処分する必要がありました。
実家は、不動産会社に依頼するにあたって、母が居住したまま売却先を探し始めました。
母の生活に必要なものは引っ越しまで片付けることは出来ませんが、もう使わなくなったものは、処分を始めていました。
やはり、家を売りに出せば、見に来る人たちもいます。
いくら引き渡し時に綺麗にするとはいっても、家の中が物があまりにも多く、散らかっていれば、当然、印象はあまりよくないだろうと考えました。
そのため、母の生活に必要なもの以外は、どんどん処分しました。
売れそうなものは、オークション・フリマサイト・買取業者を使って売りました。
ただ、、、やはり限界があります。
特に実家が遠方にあり、なかなか帰ることが出来ない場合です。また、売却がすでに決まっており、引き渡し期限が間近に迫っているなど、時間がない場合もあると思います。
わが家の場合、前者でした。実家までは、車で片道3時間余り。気軽に帰れる距離ではありません。
家を片付けてくれる業者は、ネットで探せばたくさん出てきます。
ただ当然費用もかかります。5LDKの広さの実家を何もせずにお願いしたら、何十万円単位の請求になることが予想されました。
母も少しでも費用を節約したいというモチベーションはあり、母+娘(家族)でやれるところまでは自力で処分しました。
費用を節約するために主に使ったのは、自治体の処分場への持ち込みと、廃棄業者への委託でした。
自治体の処分場への持ち込み
まず利用したのは、自治体の処分場です。
いわゆる可燃物(燃えるもの・燃やせるもの)は、通常のゴミの日に出すことも出来ます。ただ実家の地域はゴミ袋が有料で、まとめて出すとそれなりの金額になります。
また、地域のゴミ捨て場もスペースが限られます。一気に出すと、ご近所の目が気になるところではありました。
そのため、まとめて自治体の処分場に何回か車で持ち込みました。
持ち込む際に、有料のゴミ袋に入れる必要はありませんでした。どんな形態(普通のゴミ袋や、そのまま)でも受け入れてもらえます。処分場でのゴミの搬出は、基本自分たちで行いました。
料金は、重量制でした。
自治体の処分場の、受け入れてくれるゴミの種類、料金などは、地域により様々ですが、一番安く済む処理方法のはずです。
平日しか開いていなかったりするため、持っていく日は限られますが、車で持っていける場合は、こういった処分場に持っていくのがまず一案です。
廃棄業者にコンテナを借りる
自治体の処分場だと、受け入れてもらえない燃えないゴミ系を出すのは民間の廃棄業者を使いました。
燃えないゴミ系も、細かく仕分けすれば、自治体の処分場で引き取ってくれるケースもあります。ただ、とにかく細かい仕分けしたくないという場合に、廃棄業者が有料で引き取ってくれます。
実家の場合は、近隣の廃棄業者にコンテナを持ってきてもらいました。
コンテナの中に何でも詰め放題というやり方です。
このコンテナは基本的に何でも捨ててOKなのですが、ダメなものもありました。下記のものです。
- 医療器具、医療廃棄物
- 生ごみ・液体物
- 汚物・悪臭がするもの(オムツ・ペットシートなど)
- 事業系ごみ(産業廃棄物・解体廃棄物)
- 危険物・発火物(農薬・刀剣・燃料・消火器・蛍光灯・電池・バッテリーなど)

コンテナを持ってきてもらったら、実家の敷地に置いて行ってもらいます。そのため置く場所がないと借りられません。貸出期間は3か月あるので、時間をかけてゴミを捨てていくことも出来ます。
とはいえ、あまり長い期間置いておくと、誰かにゴミを不法投棄されたりする心配があります。また結局一度入れ出すと、あっという間にたくさんになるくらいのゴミが実家にはあったため、1週間ほどでいっぱいになり、持って行ってもらいました。
コンテナ1本 33,000円(税込み)でした。実家は最終的に3本借りました(合計 99,000円)。
こういった廃棄業者は、たくさんあります。費用も様々で、中には法外な料金を請求してくるようなところもあるようです。
各自治体のホームページには、一般廃棄物収集運搬業許可業者の一覧が登録されています。
ここに登録されている業者から選ぶのが、1つの目安になると思います。
実家の片付け自体をお願いする時も、こういった業者に依頼することも出来るようです。
体力・気力ともに必要だった
実家の不用品の片づけ、最初はどこから手を付けたらいいのやらという感じでした。
1人でやるのは体力・気力ともに大変なので、なるべく複数人でやった方がよいです。
特に気力面は大事でした。
実家に1人で住む母自身も、片付けしないと・・・という気持ちはあったものの、1人だとなかなか腰が重く、動きが鈍い状況でした。
そんな中、娘たち(家族)が帰省し、一緒に手伝ったことで、母のやる気にも火が付いたようです。娘たちが帰った後も、1人でせっせと片づけをするようになりました。
母は日々の進捗を、LINEで写真と共に送ってくれました。これにも「すごい!綺麗になった!!」と娘が反応・励ますことで、母のやる気は維持されていたようです。
可能な限り、身内で協力できる人がいた方が、片付けは進むと感じました。
実家の片づけで懐かしの品などを発見して、思い出話を合間にしながら進めたりも出来ます。事務的にこなすよりは、時間がかかりますが、あきらめずに進めることが出来ました。
時折、モノに対する執着が出てくる場面・時期も母には出てきました。思い出を語りだし、取っておこうかなと迷っている時期もありましたが、最後はえいやの勢いで、ほとんど捨ててしまっていました。
最終的に処分にどれくらいかかったのかは、また別途まとめてみたいと思います。
コメント