海外で賃貸の家探しした時の話~日本とはこんなところが違っていた。~

不動産屋の開業

今年になって、地域の外国人の家探しをするお手伝いをした際、不動産会社に何回か連絡することがありました。

不動産会社には、入居者が外国人と告げただけで、反応が悪くなったりするところがありました。

明らかにずっと空室続いていそうな古い物件も、連絡した不動産会社から、管理会社に確認してもらいましたが、外国人は不可との回答でした。

こんなことがあると、ネットで見た物件を問い合わせをした際に、申し込み入ってしまったと言われると、入居させたくないからそんなウソ?を言っているのではないのかとすら思うようになっていました。

他の外国人の友人も、日本で家を探す時に苦労して、結局、家賃の予算がオーバーしていたけれども唯一OKだった物件に入居せざるを得なかったそうです。不動産会社も10社近く訪問したとのこと。

現在、就職ではあからさまに性別や年齢、国籍を理由にして断ることは出来ないかと思います。

賃貸だと、こんなにはっきりと言ってしまえるんだというのが、結構衝撃ではありました。

若い頃、海外に留学したり、現地就職をした際、家探しをした経験がありましたが、こんな経験はありませんでした。

カナダに1年ほど留学した時は、最初はホームステイで現地人の方の家に住んでいました。語学を上達させるには良いのですが、数か月ほどすると、もう少し自由になりたいなと思うようになります。

そんな最中、同じ語学学校で仲良くなったメキシコ人も同じように住む家を探していたので、一緒に住めるアパートを探すことにしました。

日本だと、まずは不動産屋に行くと思うのですが、この時は不動産屋には行きませんでした。

というか、日本みたいな駅前の不動産屋みたいなお店もなかったように思います。

ではどうやって探したのかですが、現地のフリーペーパーでRoom for Rentのようなコーナーがあり、そこから気になった部屋のオーナーに連絡して貸してもらいました。

特に審査などもなく、外国人だから断られたといったネガティブな記憶がありません。いたって気楽に借りました。

部屋は1LDKくらいの広さでした。家具はついていませんでしたが、冷蔵庫などのキッチン周りの設備はちゃんとあり、共有スペースに洗濯機・乾燥機がありました。

そのため、最初にそんなに大きな費用を払うことなく生活を開始できました。

その後、私の方が先に帰国することになったので、友人のみが残る形になりましたが、彼女はおそらくルームメイトを探すなりして、その部屋で生活し続けていました。

シンガポールで仕事をした際も、部屋探しで苦労した記憶がありません。

こちらもフリーペーパーで見かけた、不動産エージェントの人に連絡し、何件か物件を見せてもらい、気にいった物件を借りました。エージェントは個人で仕事している人でした。

ちなみに海外だと、ルームシェアの募集をしている人も多いです。知らない人と住むことに抵抗がないのであれば、ルームシェアという選択をすると部屋を1から探す手間が省けます。

シンガポールで借りたコンドミニアムの部屋は2ベッドルームで、ルームメイトを探すことも可能でした。ただ家賃が一人で払える範囲内だったことや、その頃は他人とルームシェアすることに抵抗があったので、1人で広めの部屋に住む形になりました。

この時借りた部屋は、家具・家電完備で、生活を始めるにあたり購入したのは、ベッドのシーツくらいだったと思います。

帰国する際も、紹介してくれたエージェントの人に連絡し、退去立ち合いを行い、鍵を引き渡して終了という簡単な手続きでした。何か壊したりもしていなかったので、クリーニング代などの追加費用も特に取られませんでした。

もちろん、国によっても違いはあるとは思います。

ただ、外国人として住む家を探すということを考えた時、日本で苦労する外国人の人たちの様子を見ると、この時のことをふと思い出します。

もしもこういった、気軽に住む部屋を借りられる国から来た人から見れば、日本の状況はかなり変な状況なのではないのだろうかと・・・・

自分の経験から考えても、住む場所がなかなか見つからなければ、安心して生活することは出来なかったと感じます。

なので、現在の状況をどうにか出来ないものだろうか、何か出来ないだろうか、不動産屋開業を予定するにあたり、そんなことを考えています。

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