【田舎の実家じまい】お墓はどうした?わが家の場合

田舎の実家じまい

田舎の実家の売却に向けて進めています。実家じまいする時に、同じく気になってくるのが墓じまいかもしれません。遠方に住んでいる場合、なかなかお墓参りに行くことも難しいですよね。

わが家は、70歳の母はまだ健在ですが、父は5年前に亡くなりました。

亡くなった父は8人兄弟の末っ子、母も4人兄弟の3番目。2人とも実家を継いでおらず、実家のある他県から別の県に引っ越し、長年暮らしていました。

そのため、いわゆる先祖代々の墓とは縁がありませんでした。かつ、お墓に対するこだわりが全くない親で、父は、墓はいらないから、自分の遺骨は海にでも撒いてくれと生前話していました。

実際に父が亡くなった後、遺骨をどうするか考えた結果、わが家は複数の選択肢をとりました。

亡くなった父の遺骨をどうしたか?

① 沖縄の海に散骨

父の希望通り、沖縄の海に散骨に行きました。

父は50代頃からダイビングにはまりだし、沖縄の海にも時々ダイビングに行っていました。海外にも行っていましたが、散骨しに行くとなると、やはり費用的には国内・沖縄でした。

お願いしたのは、沖縄地元の業者さんです。

事前にお骨を宅急便で送付しておくと、粉砕して、散骨できる状態にして準備しておいてくれます。チャーター船なので、家族だけで散骨を実施することが出来ました。

参加者は、母・娘家族2組・叔母(父の姉)の合計8名。

散骨に行ったのは、春休みの時期でしたが、あいにく天気が悪い時期で海がかなり荒れていました。そのため、予定していた西海岸(恩納村沖)ではなく、海況が比較的穏やかな東海岸に変更になりました。

東海岸側はあまり訪れたことがなく、父がよくダイビングをやっていた西海岸側で散骨できないことは残念でしたが、海だからつながっているかーと気持ちを切り替えました。

散骨をした場所からは、沖縄で神が集まる島と言われる久高島を見ることも出来たのは良かったです。

また、家族で一緒に旅行に行けたのも良い点でした。

散骨後、花とお酒を海にまきました。天気悪く、沖縄の海っぽさがないです。

② 教会の集合墓に埋葬

実家の母は敬虔なクリスチャン。父は若い頃は教会に行っていましたが、晩年は足が遠のいていました。母が通っていた教会には集合墓があったため、教会の許可を得て、父の遺骨もこちらに一部埋葬させてもらいました。

父の遺志的には、全部海に散骨してもよかったかもしれないですが、家族的にはどこかしらお参りするところがあるというのは、あった方が良いのかもという考えでした。

集合墓なので、母が今後実家を離れ、行けなくなってしまっても、教会で見てもらえるという気持ちもありました。

③ まだ残っている分

実は、まだ一部、父のお骨は手元にあります。これは、いつかパラオで散骨する時のために、沖縄の散骨の際に粉状にしてもらってある分です。

父は生前、パラオにはまり、毎年のようにパラオを訪れていました。

亡くなる年の前年にも、航空券を予約していたのですが、体調がすぐれず結局行けずに亡くなってしまいました。

私はまだパラオに行ったことはないのですが、いつか行った際に散骨できればと思い取ってあります。

美しきパラオの海

わが家の場合はイレギュラーかも・・・

わが家の墓じまいの形は、伝統的な日本のお墓がある家と比べるとずいぶんシンプル。そのため、伝統的な家庭の方にはあまり参考に出来ないケースかもしれません。

ただ海への散骨や、樹木葬など、最近はお墓・家にとらわれない埋葬のし方が出てきており、今後も増えてくると思います。

宗教・しきたりに縛りがないのであれば、こういった形は遺される側としてありだと感じますし、自身が亡くなった時も、後に遺される人たちの負担にならないような形がいいなと思います。

そういう意味でも、私は家族に、宮古島の海周辺に散骨してほしいとお願いしています。

自分が宮古島好きなので、そうしたいという気持ちが大きいからなのですが。

こういうやり方もありなんだというヒントになれば思います。

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