【田舎の実家じまい】スムーズな実家売却のために、やってよかったこと

田舎の実家じまい

田舎の実家の売却を考え始めてから、約半年余りで売却の目途が立ちました。

現在空き家問題も出ていますが、売り出してもなかなか買い手が決まらず何年も売りに出されているような家もあったりします。

不動産会社と売却の媒介契約を結んでから、内見が始まると途中いろいろあったりしました。そんな中、半年で売却までこぎつけることが出来たのはスムーズに進んだほうだと感じます。

田舎の実家を売却する上で、これはやっておいてよかったと思った点を挙げてみたいと思います。

① 空き家期間を作らなかった

やはり家は人が住んでいないと傷んでいきます。人が住んでいれば、毎日換気もするし、水も使うので排水が常にされています。

内見に来てもらった時は、きちんと掃除をして迎えますし、いい意味で生活感を感じてもらうことも出来ました。

住んでいる母も、内見に立ち会えるので、周囲の環境も含めた家に関する質問にその場で答えることも出来ました。

② 家の不用品はなるべく処分しておいた

実家の売却を考えた時に、不用品の処分を始めました。

30年余り住んだ家だったので、かなりの物量でした。そのままの状態だと、さすがに見に来る人が引くだろうと思い、出来る限り処分。

換金できるものは、オークション・買取業者などを使い極力換金化しました。

捨てるだけだとお金を払わないといけないですが、お金に換えられると分かったモノたちを売るのはある意味楽しい作業でした。

売却が決まった後、生活用品は全て完全に処分しなければと考えていましたが、買主さんは使える家具・家電などは引き続き使ってくれることになりました。これは想定外でしたが、いずれにしても明らかな処分決定品は早めに処分しておくに越したことはなかったです。

③ 登記はきちんと変更しておく

5年前に父が亡くなるまでは、実家は家・土地とも父の名義でした。

亡くなった時には、実家を売却する予定はありませんでしたが、登記を母名義に変更してありました。自分たちで調べてやったので、その当時はいろいろと面倒でしたが、売却をする際に登記変更の手続きを取る必要がなく、非常にスムーズでした。

わが家の場合は、先祖代々の土地・家でもなかったので元々の登記変更自体もスムーズでしたが、これが何代にも渡る土地・家だと、とっくの昔に亡くなっていた何代か前の人になっていることもあるようです。こうなると、相続関係者が増え、登記変更の承諾を取るのだけでも大変になってきそうです。

なので、実家の売却を考える際は、まずは登記がどうなっているのか調べてもいいかもしれません。

④ 複数の不動産会社から価格査定を受けておく

売却を検討するにあたっては、先々のお金のことを考える必要がありました。

そのため、不動産会社複数社に実家売却の価格査定をお願いしました。

結局、お願いをしたのは、地元の知り合い経由の不動産会社でしたが、事前にどれくらいで売れそうかということを把握しておいたので、売却価格をスムーズに決めることが出来ました。

⑤ 親が元気な内に話し合った

実家にひとり住む母、70歳はまだまだ元気な高齢者。

健康上大きな問題もなく、車の運転も普通にしていました。ただ、5年先・10年先を考えた時にこのままでいいのかという不安を、実家から離れて住む娘たちは考えていました。

連日ニュースで聞く高齢者の自動車運転事故、でも田舎では車なしで生活することは出来ません。

また、実家も30年経過する中で、ほとんどノーメンテ。この先も住み続けるためには、それなりの費用をかけて修繕する必要を感じていました。

母がもっと高齢になり、痴呆など始まってしまえば、実家の持ち主である母の認知能力が問われることになるので、実家の売却にも支障を来す可能性もありました。

母も娘たちの近くに住むことには前向きだったり、実家のある土地にそこまで思い入れがあるタイプではありませんでした。

現状であれば、母の意思もきちんと確認し、話し合いすることも出来ました。


人口減少社会の日本、都市圏に暮らしながら、これから田舎の実家をどうしようと考えている人は増えていくのではないでしょうか?

そんな方たちに、わが家のケースが少しでも参考になれば幸いです。

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