土地や建物などの不動産の情報について調べたい時、必要になるのが登記事項証明書(登記簿謄本)です。不動産関連の仕事をしていないと縁遠い書類ですが、誰でも簡単に取得することが出来ます。
自身が必要になったきっかけは、親戚関係が過去に所有していた土地・建物が今、誰が所有しているのかを確認したくなったことでした。
こんな時に、登記事項証明書を取れば、確認が可能です。今は自宅にいながら申請し、取り寄せることが出来ることが出来ます。
具体的なやり方
調べたい場所の住所から、地番を調べる
登記事項証明書を発行してもらうためには、地番が必要になります。地番とは、法務局で登記簿を記録する際の元になる住所です。通常、使用している住所とは違う表記をすることがほとんどです。
通常の住所では登記事項証明書は発行出来ないので、地番を調べる必要があります。
法務局に出向けば、公図などから地番を調べることも出来ますが、管轄の法務局に電話しても教えてもらうことが出来ます。
私は取得したい場所が遠方にあったので、ネットでまず管轄の法務局がどこかを調べました。
地番を教えてくれる担当部署を調べた上で、電話します。通常の住所を伝えると、地番を教えてもらえます。平日日中であれば、すぐに分かります。
ネットで登記簿発行の申請をする
地番が分かったら、発行の申請が出来ます。
登記ねっと かんたん証明書請求ネットでユーザー登録をすると、発行の申請が出来るようになります。
登録自体に時間はかかりません。登録したその日から、発行申請出来ました。
証明書の発行費用の支払いをする
登記ねっとで発行申請をすると、手数料が分かりますので、支払いをします。
支払は、ATMでも出来ますが、ネットバンキングがPay-easy(ペイジー)に対応できるようになっていれば、支払いも自宅で完結します。
Pay-easy(ペイジー)は税金など国関連の支払いなどに使える支払方法です。わが家は、自動車税の支払いなどもPay-easy(ペイジー)を使っています。
3通申請で手数料は1,500円でした(内訳:土地2通、建物1通)。支払いも申請当日に済ませました。
自宅にて受け取る
手続きは全てネットで完結しますが、登記事項証明書の書類は、紙ベースで郵送で自宅に送られてきます。書類の受け取りは最寄りの法務局を指定することも可能なようです。
申請日に支払いまで完了していたので、郵送で2~3日で届きました。
自宅で完結は楽だった。
昔、自宅土地の裏にある空き地の情報を調べた時は、法務局に出向いて申請し、書類を取得していました。近くの法務局なので、そんなに時間はかかりませんが、やはり面倒は面倒です。
今回はネットで完結出来て、多少時間はかかるものの、出かけなくてもいいのはすごく良いと感じました。
ちなみに昔、空き地の情報を調べた理由は、すでに倒産した会社の持ち物だから、誰の持ち物でもないと言われていた空き地を近所の人たちに、自分たちのものだと言われたことでした。こちらの土地の接道とは関係ないので、問題は起きないのですが、ホント!?というのを確かめたく取得しました。
実際は、やはり倒産した会社の持ち物でした。こんなことにも登記事項証明書は使えたりします。
後は、代々続く実家の登記が誰になっているかなどを確認するのにも使えますね。遠方の場合、特に楽な方法ですので、参考になればと思います。
コメント