賃貸不動産を探す上で大事なのは、よい営業担当に当たるかどうか

不動産屋の開業

登録実務講習を修了し、宅建士登録の申請を、1月に無事終えることが出来ました。

登録完了までには2ヶ月くらいかかり、宅建士の免許証交付までには3月いっぱいまでかかりそうです。その合間に社会勉強として、賃貸専門の不動産会社の繁忙期限定パートで働いています。

賃貸市場は1~3月が繁忙期で、賃貸物件の動きが一番激しくなる時期です。週3、1日6時間で無理のない程度の働き方です。

自身の家を15年前に購入してしまったので、賃貸の不動産会社と関わることは久々ですが、思ったより訪問してくる人少ないなぁというのが印象です。今は、ネット検索がかなり主流だからかなと感じています。このことはまた別記事でまとめます。

私は学生時代から30代前半まで、家を購入するまでの10数年の間に、賃貸に移り住み、日本だけでも7軒の物件に移り住んできました。(海外含めると10軒くらいです。)

賃貸を移り住む度に、賃貸の仲介会社にはお世話になってきました。

20年前の当時でも、すでにネットで物件を検索することは出来ました。ただ今より情報は少なく、やはり店舗に出向いて物件を紹介してもらうことは多かったです。紙の束(マイソク)を営業に渡され、「いい物件あったら教えてくださ~い。」と言われ、延々とページめくってたな。。。

実際には存在しないおとり物件をネットに載せている会社にコンタクトして、別の物件紹介されることもあったりしました。

そんな経験から言えるのは、賃貸は会社よりも担当してくれた営業の人が重要だなと思っています。売買もそうかもしれませんが。。。

毎回、いろんな会社から賃貸物件を紹介してもらった上で決めてきたのですが、正直どこのどんな会社だったとかはあまり記憶にありません。

ただ、一番最後に住んだ賃貸アパートを紹介してくれた不動産会社の営業さんは、今でも記憶に残っています。夫と結婚前から一緒に暮らせるアパートを探していたのですが、夫と今でも話題に出ることがあるくらいな存在感です。

何がよかったか、一言で言えば一生懸命だった。かつ提案力がありました。

細かく言うと、その営業さんがいる不動産会社に行き着くまで、すでに複数の会社に行っていました。こちらの提示した条件が厳しかったのか、他の会社の営業の人のリアクションは悪く、紹介してくれる物件も微妙なものばかりでした。

平日は仕事があり、見に行けるのは週末だけで時間が限られていました。せっかくの週末、変な物件を紹介されて終わった日は、落胆して帰路に着いたことも。

ある日、他の不動産会社が終わった後、もう1店舗行こうということになり、飛び込みで入ったのが、その不動産会社でした。

最初に対応してくれた営業の人(Fさん)に、こちらの事情を伝えると、「ありますよ。一緒に探しましょう!!」と極めて明るく言ってくれました。

これまで対応してくれた営業の人たちとは明らかに対応が違っていました。光が見えた気がしました。

営業担当Fさんは、こちらの希望などをヒアリングしつつ、希望する駅で希望に近い物件を探すことは厳しいことはきちんと伝えてくれた上で、周辺駅で探すことを提案してくれました。

こちらは、ずっとその駅じゃないとダメだと思っていたので、視点が切り替わった時でした。

その後、こちらの希望に近い物件をきちんと見つけてくれ、契約することが出来ました。

賃貸で、自分の希望に100%合った物件を見つけることはほぼ出来ないと思います。何かしらの妥協は必要です。

そんな中、ただお客さんの表面的な希望だけを聞いていれば、変な方向に行ってしまい、結果満足できない物件しか見つからないかもしれません。

本当に重視したいところはどこなのかをきちんと探ってくれた上で、提案をしてくれ、ほんとにちゃんと見つけてきてくれたところが、営業担当Fさんが今でも記憶に残っている理由です。難しいことは無理とちゃんと言ってくれたことも好評価でした。

今後、自分が不動産賃貸を営業する立場になるにあたって、お手本にしたい人と思っています。


ちなみに今回、この記事を書くにあたり、営業担当Fさんの名前をネット検索してみました。

同じ県内の、某不動産会社の社長さんで名前が見つかりました。写真がなかったので、違う人かもしれませんが・・・

でも、なってても不思議はないかな。そう思わせてくれる営業担当さんでした。

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