毎年10月第3日曜日は宅建試験日です。
2022年に初受験した際の状況や、気を付けた点などを記します。
当日の朝、家でしたこと
当日朝は、いつも通りの起床時間でした。
前日もいつも通りの就寝時間でしたが、緊張して、なかなか寝付けませんでした。
家を出るまでは、もうまとまった勉強時間は取りませんでした。
それよりは持ち物の再確認をしたり、ストレッチをしたりして、心の準備に時間をあてました。
試験に持って行ったもの(赤字は試験本番で使用)
・鉛筆4本/シャープペンシル1本・・・鉛筆派ですが、シャープペンシルも念のため
・消しゴム 2個
・アナログの腕時計
・受験票(当日朝の体温記載)
・水筒(お茶)
・飴/ラムネ
・見返す用のテキスト/ノート
10時過ぎに昼食代わりの早めの食事を軽めに取り、支度を済ませ家を出ました。
試験会場入り
自宅から試験会場の大学までは、バス・電車利用で40分ほど。
会場最寄りの駅からは、同じく受験生と思われる方たちが一斉に同じ方向に歩いていました。
思ったより若い人多いなぁというのが印象でした。学生さんも受けているのかな?
自身が学生時代には宅建試験なんて、存在すら知りませんでした。
後は、いかにも不動産会社勤務っぽい方たちの集団が、スーツ姿でまとまって向かう風景が印象に残りました。
11:30過ぎには会場入りしました。

13:00試験開始で、11:30~12:30の間に入室する必要があります。
やはり会場には早めに行った方がいいと感じました。雰囲気に慣れるのと、交通機関遅延などでギリギリになり、焦るのを防ぐためです。
今回、コロナ禍での試験だったため、会場入り口で朝、家で検温した結果を確認されました。
受験票に書いたものを見せましたが、忘れていても現地で確認・記載が可能な模様でした。
会場入り後、まずは自分の受験する教室と、座席の確認をします。
受験した教室は50人ほど入る会場で、自分は一番前の席でした。他の部屋はもっと人数の多い部屋も見受けられました。
教室内にはすでに席に着き、勉強している人たちが何人もいました。自分は、部屋の圧迫感もあり、落ち着かないので、教室外の廊下にあった席を取り、テキストの見直しを実施。でも、なんだか周りの人が気になったり、落ち着かない感じがありました。
試験開始30分前、12:30ギリギリでお手洗いを済ませ、教室に戻りました。
この後、まだ少しテキスト・ノートを読んでいました。読んでいたというよりは、眺めていた感じでしたが・・・
開始15分ほど前に、テキスト等を仕舞う様指示がありました。
また携帯電話を指定の封筒に入れ封をして、椅子の下に置くように指示もありました。
試験本番中
試験開始直前には、何回か深呼吸し、心を落ち着かせます。
あと、下を見ていると緊張してくると聞いていたので、試験開始までは前を見ながら、試験監視員の様子を観察していました。
試験を受ける際は、下記のようなことが気になってきますので、対策必要です。
周りの雰囲気
試験に集中できるかどうかは、周りの人の音や状況に惑わされずに集中できるかがカギかと感じます。
フロー状態に入れるかですね。
幸い、私の周りには変な音を立てたりするような人もいませんでした。横にいた学生さん風の方は、早々と終わらせ、諦めたのか机に伏せて寝ているのが気になりました。自分のすぐ横の人は、試験終了時間までしっかり受けていました。
あとは、欠席者の空席が周りにまあまあありました。結構受けない人いるというのは、本当なんだなぁと実感しました。
私は一番前の席だったため、試験官の人が結構自分の前で全体の様子を見渡しているのが気になりましたが、、、ただ一番前は、変に周りの様子が見えないのでよかったです。
こればかりは運なので、自分ではどうすることもできませんが。
周囲の雑音対策に対しては、普段、試験勉強をあまり静かすぎる環境でしないようにしていました。子どもがゲームしている横で勉強したり、カフェで勉強したり。誰かしら周りにいるところでやることが対策になるかもしれません。
換気による音と温度
コロナ対策のため換気をしているようで、窓が少し開いていました。
会場によっては、運動している声など、外の音が気になることもあるようです。今回の教室は、外が自然多めのところだったようで、鳥のさえずりが聞こえるくらいで、不快になるような音はありませんでした。
音が気になりそうな場合、耳栓も試験官の許可を取れば使えるようです。私は耳栓を入れていることが余計に気になってしまうので、使いませんでしたが。
天気もよい日だったので、特に寒かったり、暑すぎたりすることもありませんでした。これも、温度調節できるものがあるとよいと思います。
試験の進め方
試験は制限時間2時間をきっかり使いました。私の時間配分はこんな感じでした。
最初の1時間10分くらい:
一通り、全50問を解く。ただし、分からない問題、民法の判例問題は飛ばす。
解いた分野の順番:
① 問26~45 宅建業法
② 問46~50 5問免除科目
③ 問15~22 法令上の制限
④ 問23~25 税金
⑤ 問1~14 民法
解く順番は人それぞれ色々あるようです。私は、Youtubeの棚田行政書士のアドバイスを参考に、予想問題からおおよそこの順番でやるようになっていました。
民法はとにかく一番最後というのを守っていました。問題の難しさに動揺して、他の分野に影響が及ぶのを防ぐためです。
途中40分間:
一通り解き終えた後、分からなかった問題、飛ばしていた民法の判例問題に戻り、1問ずつ時間をかけて解きました。最初は焦ってよく分からないと思っても、一通り終えて戻って読み直してみると分かる問題もありました。
その後、一通り最初から問題・解答を読み直し、解答の確認し直しをしました。
最後の10分:
最終確認。マーク漏れがないか、ちゃんと自分が選択した答えをマークしているか確認しました。
実はこの段階で、解答を2択で悩んで、ギリギリで違う答えに変更した問題が1問ありました。試験終了後に、元の解答が合っていたことが分かり、かなり落ち込みました。やはり、悩んだ場合は、よほど確実でない限り変更しない方がいいかもしれないと思いました。
試験を2時間で解くために重要なこと
宅建試験 50問を2時間で解くために、私が重要だと思ったのは下記です。
① 文章読解力・・長い文章を早く正確に読み取ること
② 勘違いを防ぐ・・時間制限があると、普段であれば間違えないような勘違いをします
③ 分からない問題は飛ばす・・ぱっと読み、時間かかりそうな問題は後回しにする判断力
この辺りは、当日急に出来るようになるものではないので、試験前に予想問題を何回か本番のように解き、自分のクセ・弱点を把握することが必要でした。
私は読書好きが幸いし、①は比較的得意だったのですが、②の勘違いをよくすることを自覚していたので、試験前にもこの部分を防ぐことを意識し、問題を解いていました。
試験終了後
試験終了後は、解答用紙の回収が完了次第、解散になります。
問題用紙は持ち帰れるので、自己採点をするためにちゃんと自分の答えをチェックをして持って帰りましょう。
終わった直後は、試験終了直前に解答を変更した1問が間違っていたことに、すぐに気づいてしまったこともあり、半分解放気分、半分は落ち込んで帰りました。(会場の外で、自分でネットで検索して間違っていることを確信)
その日の内に各予備校の解答速報が出ていましたが、現実に向き合うのが嫌で、その日は確認しませんでした。翌日自己採点し、各社の合格予想点は超えていることを確認し、ようやくほっとした次第です。
資格試験は、これまで各種受けていましたが、宅建試験は年1回しか受けられないこともあり、自分自身も、周りの雰囲気もなかなか本気度の高さを感じ取れる試験だなというのが感想でした。なかなか出来ない体験ができました。
これから試験を受けられる方の、参考になれば幸いです。
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